下岩津根神社 (月日磐) 参拝記録 (天地悠久さん)
(年末のSDカード紛失により写真消失、写真は自身ブログよりダウンロード)
「水谷川(みずやかわ)」上流の川中に座す「月日磐」。「月」と「日」の紋様が彫られ、かつては「星」の紋様があったという情報も。社殿等は既に存在しないものの下岩津根神社と称され、「大和志料」は式内社 高橋神社に宛てています。「水谷川」は「春日山」を源流とし、下流は「吉城川」、「佐保川」などとなる南都の大切な水脈。古来はこの川の清水で神饌調理が行われており、またその下で禊が行われたという記録も。そして春日大社の大祓式には形代も清められるとのこと。奈良時代にはここに「氷室」があったとされ、春日大社別宮 氷室神社はかつてここに鎮座していたと伝わります。「氷室神社縁起」には、平城京遷都の和銅三年(710年)に「吉城川」上流の「月日磐」に氷神を奉祀し、ここでできた氷を「氷室」に蓄え平城京に奉献したと。これが当社のことであり、この「氷室」は「吉城川上氷室」などと称されているとのこと。
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