大仁保神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「奥飛鳥」の最深部、標高450mの山頂付近、「入谷(にゅうだに)」集落の頂に鎮座する社。「入谷」はもちろん「丹生谷(にゅうだに)」からの転訛であろうと、また社名の「仁保(にほ)」も「丹生(にふ)」からの転訛であろうと推されます。書紀には蘇我蝦夷が「丹穂山」に「桙削寺(ほこのきでら)」を作らせたとあり、その候補地の一つが当地。「大和志料」は当地を宛てています。他は高取町の「丹生谷」など。当地が該当するのかどうかはともかく、丹生族が当地に居住しており、また丹生都比売が当地に巡行したという伝承が残る地。おそらく水銀採掘が行われていたことかと思います。
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