御年神社 (下の宮) 参拝記録 (天地悠久さん)
「御破裂山」の北方、人口わずか15人(2019年)の大字「横柿」集落の山中に鎮座。創建由緒に関する資料は見当たらず不明。「桜井市史」によると、大正七年頃に当社より御年大神と建御名方命の二座を、同じ「横柿」内の南端に鎮座する戸隠神社から遷座されたと伝わります。ところが旧社という当社を「下の宮」、戸隠神社を「上の宮」と称してどちらも奉斎が続けられ、祭事も別々に行われているようです。したがって事実上「遷座」ではなく、「分祀」だったのではないかと思われます。また遷座(分祀か)させた理由も不明。社殿は写真の通り、斜角70~80度ほどの急斜面に組み上げられた磐座の上に設けられています。山中には他にも磐座群が座しており、上古からの霊地とされていたように思います。
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