金山神社 参拝記録 (天地悠久さん)
海岸からわずかに3~4km、原生林に覆われる熊野らしい社。境内は注連縄で囲われ、磐座も多く座しています。創建由緒等は不明。正徳二年(1712年)の棟札に「奉造立金山彦命御社」とあるのが最古の記録であるとのこと。立地から鑑みて北西方向背後の山を御神体山とみなしているのであろうと思います。「金山町」の範囲がその山から細長く当社まで続いているため。また社殿の配置からもそれが窺え、境内を貫流する渓流はその山からのものであろうかと。かつては山頂や中腹に鎮座していた可能性もありそうです。ご祭神は江戸時代には既に金山彦命を祀る社と認識されていたようです。鉄の採鉱が行われていた「大丹倉」に尾根違いで連なり、一大製鉄地帯であったものと。
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