生身天満宮 参拝記録 (天地悠久さん)
延喜元年(901年)菅公の大宰府左遷の際に、子の慶能の養育を密かに依頼された園部代官 武部源蔵が、道真像を拵え小祠を建てたのが始まりとされます。「生祠」と称し慶能の愁嘆を慰めていたようです。社殿横の「小麦山」には菅公の邸宅があったとされ、当地は知行所であったと。帰洛を願ったものの延喜三年(903年)に菅公は薨じたため、小祠を霊廟とし、さらに神社と改めたようです。小祠が神社へと昇華したのは、10世紀中頃に起こった都での怨霊神化によるものかと思います。
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参拝日:2020年11月22日 12:00