久しぶりの参拝となりましたが、もう一つの伝承を。 崇神天皇六年に神威を畏れて(対象は不明)勅命が下されました。鏡造の石凝姥神の後裔 瀛津足命に神鏡を造らせます。また天目一個神の後裔 国振立命には霊剣を造らせます。この二種の宝をもって宇陀郡の護身としたというもの。さらに｢而置同殿其自上古所傳神鏡及霊剣即附皇女豊耜入姫立神籬千大和笠縫邑以祭之右霊跡當社境内有之｣(判読不明により原文掲載)と。つまるところ当社境内が、｢大和笠縫邑｣の伝承地ということのように思われます。｢大和笠縫邑｣の候補地は数多くあり、当社もその候補地の一つになるのかと。あるいはそれに関係する霊地ということなのでしょうか。いずれにしても、この霊地の霊水を用いて天国が刀剣を造ったとされます。創建年代は不明ながら、社伝においては創祀レベルでは当時からということになるようです。

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