水神社 参拝記録 (フクタロウさん)
祭神の二神は、先に古事記によると、伊邪那岐、伊邪那美二神の子で、先に綿津見命が、次に速秋津彦、速秋津比売の二神が生れたという。大綿津見命の、大は美称、綿は「海(わた)」、津見は「司る」の古語で、「海を司る神」である。速秋津彦、比売の二神の速は「流れの速いこと」で、「水戸(みなと)の二神」ともいい、「港を司る神」である。昔の港は川口にあり、潮の満干によって、速い流れを生ずるので、このようにいう。この男女二神は、その守護場所を分担して、男神は河を、女神は港を守るようになった。(古事記伝)水流が激突する覗石に、川を司るこの男神が祭られたのも、うなづかれる。なおこの二神の間に、山上にあって水源を守る「水分(みくまりの)神」など、八柱の水の神様が生れた。
おすすめ度: ★★★
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