曽我川の畔の高台に鎮座。曽我川沿いに天安川神社が三社あり、そのうちの一社です。天照大神とスサノオ神が誓約(うけひ)を行ったとされる｢天安河｣、一般には日向国であるとされていますが大和国にもあります。個人的な考えでは元々葛城氏が持っていた伝承を、天孫族が自分たちの伝承にしようと｢高天原｣や｢天岩戸｣、｢天安河｣などを取り込み、日向に比定地を求めたのではないかと思っています。なおご祭神については天之尾羽張神とする説もあります。境内には6世紀頃の円墳があり、葛城氏から枝分かれした巨勢氏のものとされています。

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