丹生神社・丹生中神社 参拝記録 (天地悠久さん)
丹(水銀)の産地として、丹生氏がその鉱山の守り神として創建されたものとみられます。創祀は継体天皇16年のこととされていますが詳細は不明。丹生太神宮之儀軌には天地開闢とあり、丹生氏がいつの時点で入植したかにより創祀は決まるのでしょうが。当社の水銀が東大寺大仏鋳造に使われる際に、丹生明神に祈ったところ大量の水銀が湧き出したとあります。また嵯峨天皇は丹生明神に祈雨止雨の祈願をしたともあり、祈雨晴雨の神ともされています。その丹生明神ですが、なぜか埴安姫(埴山姫)。何らかの錯誤があったのか、または外部からの影響のものか。調査文献によれば丹生都比賣(稚日女)神としているものも。境内には式内比定社 丹生中神社が鎮座。金山彦神と金山姫神が祀られ、水銀採掘に直接結び付く神として手厚く祀られています。
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