｢紀ノ川｣の北岸畔、橋本市｢東家(とうげ)｣に鎮座する社。｢紀伊続風土記｣に見える｢大森二十六社権現｣というのが当社のことと思われます。寺脇村の南川辺の小さな森の中、祭神等は不明と記されます。｢寺脇村｣とはかつて｢東家村｣の隣にあった村で、吸収合併されています。ご祭神の久久能智神は木の精霊神。｢紀伊続風土記｣にあるように、祭神不明からこの神を宛てたものか、或いは原始からの神なのかは分かりません。

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