御霊神社 (吉野町窪垣内) 参拝記録 (天地悠久さん)
「吉野町史」に「当地は国栖奏発祥の古跡と伝えられ、白鳳年間の創祀にして、国栖翁の祖は中山助之尉政国と云われるが、祭神は神社明細帳には不詳と記して不明である」とあるようです。「国栖奏」とは紀によると、応神天皇が吉野行幸の際に国栖の人らが歌舞を演じたとあり、これが最初とされます。また大海人皇子(後の天武天皇)が吉野で挙兵する際に舞われています。この時に「翁」の称を授け、大嘗祭などで奏上されることを制定。これが「吉野町史」に見える「国栖翁」のことと思われます。本来はその「国栖翁」を祀る社であったのだろうと思われますが、いつの頃からなのか御霊神社に。現在のご祭神はいずれかの怨霊神でしょうか。
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