正史に表される日本で初めて雨乞いが行われた神社。またもっとも長い社名を持つこと、河瀬直美監督の映画のロケ地となった神社。飛鳥川の上流、奥飛鳥と呼ばれる地のしかも山中に鎮座。200段ほどはあろうかという急な石段を登り、コンクリ道をさらに登った先にある社殿。まるで忘れ去られたように佇む様が映画のロケ地となったのも納得。雨乞いについては皇極天皇元年(642年)、四方拝をして行ったとあります。ご祭神はどうやら宗像神とされているので、タギツヒメ神でしょうか。初めての雨乞い神事ということもあり、まだオカミ神といったものが確立されていない状態だったのかもしれません。ご本殿はなく背後の南淵山がご神体。拝殿から渡しがあり神域とは瑞垣と扉で仕切られているという珍しいものです。

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