羽曳が丘ニュータウンに隣接、元からの旧村内に鎮座。創建由緒については、渡来系氏族である利苅村主氏が奉斎していた式内社 利雁神社を離れ、当社を奉斎するようになったとのこと。延徳元年(1489年)に日吉大社から勧請してきたとされます。式内社 利雁神社はかつて羽曳野市尺土に鎮座、美具久留御魂神社の境内に合祀されましたが、後に利鴈神社として復社しています。氏族名の｢苅(かり)｣はおそらく古代朝鮮語の｢鉄｣であり、渡来系ということも合わせて鍛冶や製鉄に従事する氏族ではなかったかと思われます。その利鴈神社は往古、｢戸刈山王之宮｣と称されていたことから、当社にも再度大山咋命を勧請してきたのであろうと思われます。

おすすめ度：