弁財天社 亀石 参拝記録 (天地悠久さん)
「丹生川」沿いの山間部集落、大字「丹生川」に鎮座する社。「亀石」と称せられる巨石の上に小祠が設けられ、弁財天が祀られています。社頭案内には、「(第98代)長慶天皇の叔母 明●●●弥尼公(後醍醐天皇皇女)がこの地に草庵を営み、明●●と称せられた 長慶天皇●●●公を慕いこの地に遷御●●没後 天授五年(1379年)●●庵は、長慶天皇の玉川宮●●●たところである(●は判読できず)」とあります。長慶天皇の叔母にあたる尼公(後醍醐天皇皇女)が開いた草庵の跡に、「玉川宮」が営まれたということのように思われます。長慶天皇は南朝側の天皇、謎が多く資料等がほとんど残されていない天皇。そもそも在位が確認されたのは大正時代になってからのこと。巨石は幅3m余り、高さ1mほど。後の時代にか、暗部が造られ中に小岩が据えられています。太古からの磐座信仰が、宮跡となったもののように見受けられます。
おすすめ度:
おすすめ度: