和田神社 (湖南市) 参拝記録 (天地悠久さん)
社頭案内板に「奈良時代 第四十五代聖武天皇の御叡願を受けた良辨僧正が歴代天皇の国家鎮護の叡願所として当地に<円満山大般若台院少菩提寺>を建立開基され、また、一山の守護神として三座を勧請鎮座されました。その一座が<祇園天王社>で、当社の始まりです」と。つまり「菩提寺山」に少菩提寺という仏教施設が創建され、当社はその鎮守社として創建されたとみえます。その仏教施設は明治に廃されています。瑞垣前の案内には、 「亀ヶ淵の亀岩」なる大岩(霊石)が座していて、太古からの信仰の対象であったように見受けられるかと。当社は霊峰「御上山(三上山)」の南東に寄り添うように聳える「菩提寺山」の南東山裾に鎮座する社。南西側の山裾には万葉歌で名を馳せる野蔵神社が鎮座。「御上山」と合わせて信仰そのものを捉えるべきかと考えています。
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