大寳神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「伊吹山」を源流とする「天野川」の中流域の丘陵中腹に鎮座する社。背後の丘陵は標高300mほどの「宮山」と称され、神奈備山であったように思われます。社名は大宝年間の勧請によるものとされます。明治維新までは大宝天王社と称されていたとか。神仏分離令により祭神替えがなされたものかと。創建由緒については、どうやら当地に秦氏が進出したようで蚕糸紡織を伝えたとされています。往古より真綿の特産地だったらしく、現在はふとんや綿、縫製販売業などとなり「自営業者全戸数の守護神である」と滋賀県神社庁は記しています。当地は往古、息長氏が拠点としていた地。秦氏が当地に進出したのは、息長氏との関わりによるものでしょうか。
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