等乃伎神社 参拝記録 (天地悠久さん)
当社を奉斎したのは、当地を拠点にしていた「殿来連」。「新撰姓氏録」には「殿来連 大中臣之同祖 天児屋根命之後也」と記されます。続紀には枚岡神社より祖神の御霊を勧請したと。そのこともあってか藤原武智麻呂や恵美押勝らが往来したとも。「殿来」は貴人の往来があったからとも。「トノギ」という言葉は古代新羅語の「日の出、朝日」。また「とのぎ」は「とが」との転訛ではないかとされます。これは古代朝鮮の「迎日信仰」であり、「都祁野(とがの)」に通ずるのではないかと。後に大和国都祁に拠点を移し、半独立国家を築いた都祁氏の関与も連想されるかと。
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参拝日:2019年9月2日 12:00