川上鹿塩神社 参拝記録 (天地悠久さん)
吉野の深い山中「樫尾」に鎮座する社。標高は500mほど、急峻な谷合いの絶壁に社殿が設けられています。登拝は車を傷める覚悟で林道を突っ切るか、または1時間ほど歩くか。創祀創建にまつわる由緒は、紀の応神天皇十九年冬十月の条にみえる「吉野宮に行幸 その時國樔人が来朝し醴酒を天皇に献上し歌った『樫(橿)の生(ふ)に横臼を作り 横臼に醸める大御酒 うらまに聞こし持ち食せ まろが父』」(大意)。この「樫(橿、記では檮)」の「生」、つまり「かしふ」が「かしお(鹿塩、樫尾)」となったというもの。國樔人が勧める当地で醸した大御酒を飲んだということのようです。
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