平尾水分神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「宇陀川」東岸沿いに鎮座。宇太水分神社の上社(惣社水分神社)・中社・下社はいずれも「芳野川」沿いに鎮座。知り得る限り「芳野川」が合流するまでの「宇陀川」沿いに鎮座する水分社は当社のみ。創建については口碑として、文武天皇二年(698年)「上芳野」の水分神社(惣社水分神社か)から勧請したとされています。「大和志料」が引用する「玉岡水分縁起」(1560年書写)には、阿紀神社の社領となっていたり、玉岡水分神社(下社か)の末社となっていた時期もあると。毎年1月18日に行われる「オンダ祭」(御田植祭)が無形民俗文化財に指定。黒い翁面と全身にコヨリをびっしりと巻き付けた「若宮」と称される御神体が持ち出されて舞台に上がるとか。これは「童子」を祀ったとも言われる上社(惣社水分神社)の起源の参考になるとともに、かつて人身御供の慣わしがあったのだろうという推測も可能かと。
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