十市御縣坐神社 参拝記録 (天地悠久さん)
大和六御縣神社の一座、つまり皇室の御料地でした。創建は奈良時代730年の大和国正税帳に表れるのでそれ以前としていますが、書紀の645年の記述に現れることからそれ以前と考えて差し支えないと思います。4~5世紀か。ご祭神については御縣社であることから、食物神の最高神である豊受大神を祀るとしているのは妥当なところだと思います。当地は十市県主の本貫地であり、当地の管理を行い、当初は祖神を祀る社だったという説も。五十坂彦神、遠祖であるとされる事代主神または鴨主神あたりでしょうか。十市県主については孝安天皇の妃として五十坂彦神の娘神 五十坂媛があがっています。他にも「五郡神社記」は草神野雷命(野原に生える甘菜辛菜から)、社伝は大目命としています。この大目命の娘神 細媛命は第7代孝霊天皇の妃となっています。
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